現代社会は、アカウントとパスワードで生活が成り立っています
デジタル遺品は、亡くなった人のデジタルなアセット(※1)や情報を指します。
これには、オンラインアカウントやプラットフォームへのログイン情報、電子メール、写真やビデオ、音楽ファイル、ソーシャルメディアプロフィール、ブログ、ウェブサイト、ドキュメント、スプレッドシート、クラウドストレージなどが含まれます。
目を閉じて、一日の生活を思い出してください。
朝起きて、会社に行く間にどれだけの「認証」を済ませていますか?
それは、顔認証かもしれませんが、スマートフォンのアラームで起きてからスマートフォンを開き、スマートフォンの中にある電子決済で朝食を買い、会社ではパソコンやタブレットの中のスケジュールアプリで予定をたて、名刺アプリや電話帳アプリで連絡を取ります。
自動車だって、オンラインでスマートフォンや遠隔サポートサービスに繋がっているかもしれません。
移動時の決済、ランチの支払い、キャッシュレスのすべてはIDとパスワードで認証されたデバイスで行われます。
見積書を作るMicrosoft製品、オンラインミーティングのアプリ、キリがありません。
帰宅後、見逃した番組はTverで。休みの日は映画館ではなくNetflix。
オンラインストアでのお買い物、ディナーの予約、旅行の予約はじゃらん、ゴルフは楽天?
家族で共有する場合、おおもとのご契約情報を把握しているのはどなたですか?
デジタル遺品は、従来の物理的な遺品と同様に、亡くなった人の生活やアイデンティティに関連する重要な情報や思い出を含んでいる場合があります。
これらのデジタルアセットや情報は、家族や友人にとって感情的な価値を持つこともあります。
デジタル遺品の管理や処理には、遺族がアクセス権限を取得するための法的手続きや、デジタルアセットのバックアップや保存方法に関する計画が必要となります。
また、デジタル遺品を削除するか、保存するか、あるいは共有するかについての決定も重要です。
近年、デジタル遺品の管理に取り組むためのさまざまなサービスやツールも開発されていますが、皆さんのお手元にいきわたり、簡単に使えるようになるにはもう少し時間が必要です。
弊社のサービスは、遺族がデジタル遺品を適切に管理し、亡くなった人のデジタルな遺産を尊重する手助けをすることができます。
※1:デジタルアセット>資産として価値のあるデジタルデータのこと